PPropFirm比較プロップファーム比較

実践編 2

プロップファームでEAは使える?自動売買ルールと失格条件

EAは一律禁止ではありません。ただし、自作か第三者製か、注文を自動実行するか、他の利用者と同じ取引になるか、HFT・コピー・合格代行に当たらないかで扱いが変わります。

結論

プロップファームでEAは使えますが、「EA可」はどのEAでも無条件に使えるという意味ではありません。 自分で管理できる売買ロジックか、他人の取引を複製しないか、禁止されたHFT・レイテンシー悪用・合格代行を行わないかが審査されます。

  • 自作・自己カスタマイズEAと、無改造の市販・共有EAを分ける。
  • EAの可否と、EAが実行する取引手法の可否を分ける。
  • 評価段階と資金提供段階、プラン、プラットフォームの違いを確認する。

以下は2026-07-26時点で全社確認したランキング対象13社の公開ルールです。最終判断は購入時の規約・ダッシュボード・個別契約が優先されます。

プロップファーム各社のEA利用可否

表の「許可」「条件付き」は、EAという道具の扱いです。EAが行うスキャルピング、ニュース取引、コピー、裁定、過大リスクが別ルールに違反すれば、EA自体が許可されていても取引は認められません。

会社EAの扱い主な条件詳細
Fintokei条件付き条件付き許可自作EA、購入EAの自己カスタマイズ、AI生成ストラテジー(自分で調整・テスト済み)は可。市販EAの無改造使用やブラックボックス型は禁止ルール記事
SuperFunded条件付き条件付き許可TradeLockerのみ(DXtradeでは不可)。禁止戦略に該当するEAは不可ルール記事
FTMO許可許可1日2,000件以下のサーバーリクエストであれば許可ルール記事
FundedNext条件付き条件付き許可MT4/MT5のみ。cTrader/Match-Traderでは不可ルール記事
ThinkCapital条件付き条件付き可能ThinkTrader対応のサードパーティ製ツール。事前にsupportJP@thinkcapital.comへ連絡が必要。ルール記事
Axi Select条件付き条件付き許可本人が構築したEAは利用可。コピートレードや第三者の自動実行に使わないことルール記事
Fundora条件付き条件付き許可本人が作成したものに限る。求められた場合はソースコード等の提示が必要ルール記事
The5ers条件付き条件付き許可独自ロジックで、他者との同一取引や禁止手法を行わないもの。ステルスSLは不可。ルール記事
Hola Prime条件付き条件付き許可Challenge商品画面で対応表示。ただし禁止戦略・同一取引・プラットフォーム条件に従うルール記事
FundingPips条件付き条件付き可自作・所有証明ができ、禁止戦略に該当しないもの。第三者EAの扱いは購入前に確認ルール記事
E8 Markets商品・プラン別商品別One / Pro、Signature Forex / Cryptoは可。Zero・Signature Futuresは不可ルール記事
BrightFunded条件付き条件付き許可EAは利用可能。ただし禁止戦略を避け、DXTradeではAPI・自動売買が非対応ルール記事
PipFarm条件付き条件付き自分の戦略を自動化したcBot等は可。説明を求められる場合があるルール記事

EA、自動執行、コピー、シグナルを分けて考える

自作・自己管理EA

自分がロジックを理解し、パラメータとリスクを管理する自動売買。条件付きで認める会社があります。

市販・共有EA

同じ製品を多数が無改造で使うと、同一注文・協調取引・コピーと判定される可能性があります。

シグナル自動執行

Telegram等や外部サービスの指示を自動発注する仕組み。EAではなくても第三者シグナル・口座管理の禁止対象になり得ます。

コピートレード

自分または他人の別口座の注文を複製する仕組み。自分名義口座間だけ認める会社でも、上限や段階の条件があります。

分析・通知ツール

注文せず候補を表示するだけでも、会社によってはEA・シグナル規則の対象です。最終発注が手動かも確認します。

HFT・裁定Bot

サーバー遅延、価格差、異常な注文頻度を利用する自動売買。EA可の会社でも別途禁止される代表的な手法です。

失格・利益取消しにつながりやすいEAの使い方

  1. 多数の利用者と同じ注文を出す人気EAの無改造利用や、共有設定・外部シグナルで同時刻・同方向の取引が重なるケースです。
  2. 超高速注文やサーバー遅延を悪用するHFT、ティックスキャルピング、レイテンシーアービトラージ、過剰な注文変更・照会などです。
  3. チャレンジ合格代行・第三者運用に使う第三者がロジックや口座を管理し、本人の独立した取引判断がないと見なされるケースです。
  4. 合格後だけ戦略を大きく変える評価ではEA、資金提供段階では手動など、銘柄・時間軸・リスクまで不連続に変えると審査対象になる会社があります。
  5. ニュース・週末・損失制限をEAに任せきるSL/TPの自動約定もニュース禁止時間の執行と判定される場合があります。タイムゾーンと日次損失更新も別管理が必要です。

「自作EAだから安全」「VPSを使えば問題ない」とは限りません。 審査対象はファイルの所有者だけでなく、実際の注文、他口座との類似性、サーバー負荷、リスク、禁止時間です。

会社別に確認すべきEAルール

Fintokei

条件付き

公式表記の整理:条件付き許可

自作EA、購入EAの自己カスタマイズ、AI生成ストラテジー(自分で調整・テスト済み)は可。市販EAの無改造使用やブラックボックス型は禁止

  • ティックスキャルピング:10秒未満の超短期取引。累計取引量の10%以上がティックスキャルピングに該当すると失格。初回は警告メール、2回目で口座閉鎖(2024年5月6日以降購入口座に適用)
  • レイテンシーアービトラージ:価格配信の遅延を利用した裁定取引。実市場で再現不可能なため禁止
  • 他人のシグナルのコピートレード:Telegram、Discord等のシグナルをそのままコピーする行為。逆コピー(シグナルの逆方向取引)も禁止
  • 未承認EA・シグナルの使用:市販・無料EAをカスタマイズなしで使用。ブラックボックス型(ロジック不明)のシステムも禁止
Fintokeiのルール・禁止事項を確認 →

SuperFunded

条件付き

公式表記の整理:条件付き許可

TradeLockerのみ(DXtradeでは不可)。禁止戦略に該当するEAは不可

  • HFT(高頻度取引):自動化された超高速取引。Funded段階で禁止。
  • ティックスキャルピング:極小値幅での超短期売買。Funded段階で禁止。
  • レイテンシーアービトラージ:データフィード遅延を悪用した裁定取引。
  • コピートレード(他者):他ユーザーの取引をコピーする行為。2人以上から同一注文が検出された場合、ポリシー違反。
SuperFundedのルール・禁止事項を確認 →

FTMO

許可

公式表記の整理:許可

1日2,000件以下のサーバーリクエストであれば許可

  • コピートレード:自分以外のアカウント(FTMOまたは他社)との取引複製は禁止
  • 裁定取引(アービトラージ):価格表示エラーやレイテンシーを利用した取引
  • HFT(超高速取引):1日2,000件超のサーバーリクエストを生成する自動取引
FTMOのルール・禁止事項を確認 →

FundedNext

条件付き

公式表記の整理:条件付き許可

MT4/MT5のみ。cTrader/Match-Traderでは不可

EA(自動売買)はMT4/MT5で条件付き利用可。公式の一般EA FAQとInstant向けFAQはいずれも追加料金に触れているが、公開情報だけではプラン別の適用範囲・金額が判別しにくいため、購入画面またはサポートで最新条件を確認する。

禁止・注意条件 15件をすべて表示
  • EAのロジック・パラメータを自分の取引スタイルに合わせてカスタマイズする必要がある
  • 同一EA戦略・同一取引を複数口座で再現することは禁止。同一戦略の口座配分上限は$300,000
  • Telegram/WhatsAppと統合されたEA、第三者からシグナルを受け取るEA、チャレンジ合格代行を目的とするEAは禁止
  • 売買パラメータだけを提示するツールもEAとして扱われ、同じ制限の対象
  • チャレンジ合格後も取引戦略の一貫性が必要。手動/EAの切替だけでなく、資産クラス・銘柄・リスク量の大幅変更も避ける
  • 違反時はソフトブリーチとして口座リスタートの対象。反復時は口座停止やPerformance Reward拒否につながる
  • MT4/MT5ではカスタム指標・第三者製EAが条件付きで許可される。ビルトイン指標のみという制約は主にMatch-Trader側のもの
  • 禁止:cTrader
  • 禁止:Match-Trader
  • Tick Scalping:極小の価格変動を狙って短時間に大量の取引を執行する手法。市場操作と見なされ制限の対象
  • HFT(高頻度取引):ミリ秒〜秒単位で過剰な取引を執行する高速自動売買。口座停止の対象(警告はHyperactivityと累積)
  • アービトラージ:レイテンシーアービトラージ、リバースアービトラージ等すべてのアービトラージ手法
  • プラットフォーム操作・レイテンシー取引:データフィードの遅延、約定遅延、デモサーバーエラー(フリーズ等)を利用した取引
  • 第三者口座管理・シグナル/合格代行サービス:他人にアカウントを運用させること、Pass Your Challenge、Copy Trading Services、Signal Servicesの利用。報酬拒否・永久停止の対象になり得る
  • 取引手法の切り替え:チャレンジ合格後に、手動取引⇔EAだけでなく、資産クラス・銘柄・リスク使用量など取引戦略を大幅に変更すること
FundedNextのルール・禁止事項を確認 →

ThinkCapital

条件付き

公式表記の整理:条件付き可能

ThinkTrader対応のサードパーティ製ツール。事前にsupportJP@thinkcapital.comへ連絡が必要。

  • コピートレード:他者の取引を自動・手動で複製する行為。即時口座解約。
  • レイテンシー・アービトラージ:取引会場間の情報伝達の時間差を悪用する戦略。
  • HFT(高頻度取引):HFTアルゴリズムやボットの使用。
ThinkCapitalのルール・禁止事項を確認 →

Axi Select

条件付き

公式表記の整理:条件付き許可

本人が構築したEAは利用可。コピートレードや第三者の自動実行に使わないこと

公式EA記事は自作カスタムEAを認める一方、現行シグナル記事は本人の手動入力なしの自動実行を禁止しています。

禁止・注意条件 8件をすべて表示
  • 同じ仕組みでも「分析」か「注文の自動実行」かで扱いが異なるため、実装前にサポートへ確認する
  • 禁止:第三者EAによる自動発注
  • 禁止:コピー取引目的のEA
  • 禁止:Signal Start等からの自動執行
  • コピートレード:自動・手動を問わず他者の取引を複製して独立した判断を示さない取引は禁止
  • 第三者EA・シグナルの自動実行:第三者のEAやシグナルサービスが本人の手動入力なしに注文することは禁止
  • レイテンシー悪用型HFT:プラットフォーム遅延を利用する高頻度戦略は禁止
  • アービトラージ:Axiの一般取引条件でもアービトラージとレイテンシーアービトラージは禁止
Axi Selectのルール・禁止事項を確認 →

Fundora

条件付き

公式表記の整理:条件付き許可

本人が作成したものに限る。求められた場合はソースコード等の提示が必要

  • レイテンシー / リバースアービトラージ:価格・配信・約定の遅延や差を利用する取引
  • 第三者のコピー・シグナル:他人の取引、外部シグナル、市販コピーサービスを複製する行為
  • 外部ツールによる複数口座の一括制御:EA、コピー、シグナル等で複数口座を同じように動かす行為
Fundoraのルール・禁止事項を確認 →

The5ers

条件付き

公式表記の整理:条件付き許可

独自ロジックで、他者との同一取引や禁止手法を行わないもの。ステルスSLは不可。

EAは一律禁止ではありませんが、取引内容が利用者固有で、禁止手法を実行しないことが前提です。

禁止・注意条件 11件をすべて表示
  • The5ersからソースコードやロジック説明を求められる場合がある
  • EAを使ってもロット・リスクの一貫性や過剰エクスポージャー規則は免除されない
  • 禁止:ティックスキャルピング、レイテンシー・ヘッジ・リバースアービトラージ
  • 禁止:HFT、エミュレーター、サーバーへの過剰リクエスト
  • 禁止:多数の利用者が同一取引を出す第三者EA
  • 禁止:ステルスモードのストップロス
  • HFT・ティックスキャルピング:大半の取引が数秒以下で終わる高頻度取引や微小なティック差の悪用。
  • 他者との取引連携・コピー:他人・グループ・外部シグナルと同一取引を共有、追随、協調する行為。
  • ロールオーバー時のEAスキャルピング:流動性の薄い日付変更前後だけを狙う自動取引。
  • 第三者共有EA・ソース不明EA:多数の利用者が同じ取引を出すEAや、ソースコードを提示できないEA。
  • サーバーへの過剰リクエスト:EA・ボット等から過剰な注文変更・照会を送りシステムに負荷をかける行為。
The5ersのルール・禁止事項を確認 →

Hola Prime

条件付き

公式表記の整理:条件付き許可

Challenge商品画面で対応表示。ただし禁止戦略・同一取引・プラットフォーム条件に従う

公式商品画面はEAs & Indicators対応を示しますが、禁止戦略や第三者との同一取引は対象外です。

  • HFT・価格遅延・裁定等の禁止手法は不可
  • 口座管理・他人とのコピーは禁止
  • 基盤ごとのEA/API互換性を購入前に確認
  • HFT・価格遅延・裁定取引:実市場で再現できない技術的優位の悪用は禁止
  • 他人とのコピー・口座管理:第三者の取引、Signal copying、Challenge代行は禁止
Hola Primeのルール・禁止事項を確認 →

FundingPips

条件付き

公式表記の整理:条件付き可

自作・所有証明ができ、禁止戦略に該当しないもの。第三者EAの扱いは購入前に確認

  • HFT・server spamming・tick scalping:サーバーへ過度な注文負荷を与える取引
  • 他人とのコピー:異なる利用者のFundingPips口座間コピー・協調取引
  • Inbound copy・signal service:外部ソースをmasterとしてFundingPips口座へ受信
FundingPipsのルール・禁止事項を確認 →

E8 Markets

商品・プラン別

公式表記の整理:商品別

One / Pro、Signature Forex / Cryptoは可。Zero・Signature Futuresは不可

  • チーム取引・シグナル:他人と同じ取引、他人の口座コピー、Signal Serviceの利用は禁止
  • 同一EA・同一戦略の共有:第三者EA自体は利用可能でも、複数利用者が同じ取引・戦略を実行すると終了対象になり得る
  • HFT的な短時間取引:全取引の50%超を1分未満で保有することは禁止
E8 Marketsのルール・禁止事項を確認 →

BrightFunded

条件付き

公式表記の整理:条件付き許可

EAは利用可能。ただし禁止戦略を避け、DXTradeではAPI・自動売買が非対応

EAは利用できますが、日次・最大損失を含む全ルールへの準拠が必要です。第三者EAは他利用者と取引が重複する可能性があります。

  • DXTradeではAPI・自動売買に非対応
  • 第三者EAの互換性・性能は保証されない
  • HFT、ティックスキャルピング、価格遅延や外部データフィードの悪用は禁止
  • 他人とのコピー取引・シグナル取引:本人所有口座間は条件付きで許可。他人・家族・友人の口座とのコピーは禁止
  • HFT・ティックスキャルピング・Grid・裁定取引:人間の通常取引を再現しない高頻度・超短期・技術的優位の悪用は禁止
BrightFundedのルール・禁止事項を確認 →

PipFarm

条件付き

公式表記の整理:条件付き

自分の戦略を自動化したcBot等は可。説明を求められる場合がある

  • 他人の取引コピー:別人、シグナルサービス、他人の口座からのコピーは禁止
  • 市販Bot・他人の戦略:マーケットプレイス購入EAや他人の戦略を自動化したBotは禁止
  • HFT・遅延裁定:異常な高頻度注文、フィード遅延、価格差の悪用は禁止
PipFarmのルール・禁止事項を確認 →

EA導入前のチェックリスト

  • 購入予定のプラン・段階・プラットフォームでEAが許可されている
  • EAのロジック、所有者、購入元、パラメータを説明できる
  • 同じEAを使う他者・他口座と同一注文になる仕組みではない
  • 保有時間、注文頻度、サーバーリクエスト数が禁止基準に触れない
  • ニュース、週末、日次更新時刻、最大損失をEA側でも制御できる
  • ソースコードや取引ロジックの提出を求められても対応できる
  • 公式サポートへ確認した場合は、回答・日付・対象プランを保存する

参照した公式資料

全社の細部は各社ルール記事から公式出典へ進めます。ここではEAの独自性、自動執行、共有戦略の違いが分かる代表的な一次資料を掲載します。

EA・自動売買ルールのよくある質問

QプロップファームでEA(自動売買)は使えますか?
A

一律禁止ではありません。当サイト掲載13社にはEAまたは自作自動化を認める会社がありますが、プラットフォーム、独自性、カスタマイズ、複数口座、注文頻度などの条件が異なります。会社名だけでなく、購入するプランと段階の現行ルールを確認してください。

Q市販EAを買えばチャレンジに使えますか?
A

会社によります。無改造の市販EA、ロジックを説明できないブラックボックス型、多数の利用者が同じ注文を出す共有EAを禁止する会社があります。「販売されている」ことは、プロップファームで許可される根拠にはなりません。

Q自作EAなら必ず許可されますか?
A

必ずではありません。自作でも、HFT、レイテンシーアービトラージ、禁止時間の注文、過大リスク、複数利用者との同一取引などを実行すれば、通常の禁止ルールに抵触します。ソースコードやロジック説明を求める会社もあります。

QEAとコピートレードは同じですか?
A

同じではありません。EAは自分の売買ロジックを自動実行する仕組みを含みます。コピートレードは別口座・別利用者の注文を複製する仕組みです。ただし、共有EAで多数の利用者が同じ注文を出す場合は、実質的なコピーや協調取引と判断される可能性があります。

QEAで合格した後に手動取引へ変えてもよいですか?
A

会社によっては、合格前後での大幅な戦略変更を審査対象にします。手動とEAの切替だけでなく、銘柄、時間軸、リスク量が大きく変わる場合もあります。資金提供段階へ移る前に、戦略の一貫性ルールを確認してください。

QEAを使う前に何を確認すればよいですか?
A

プラン・段階・取引プラットフォーム、EAの所有者とロジック、注文頻度、保有時間、ニュース・週末制限、複数口座での利用、ソースコード提出可否を確認します。判断が曖昧な場合は、EAの説明を添えて公式サポートへ書面で確認し、回答を保存してください。