最終更新 ・公式データ検証
失格(ブリーチ)になる条件
以下のいずれかに該当すると、口座が解約となります。
- 日次最大ドローダウンの超過
- 全体最大ドローダウンの超過
- ニューストレード制限違反(FTMO口座)
- 禁止・制限された取引手法の使用(コピートレード等)
- アカウントの第三者使用
- 2,000件/日を超えるサーバーリクエスト(自動売買)
- FTMO Futures:日終了時トレーリングの最大ドローダウン到達、Proの日次損失(ハード)到達、Forbidden Trading Practices違反
失格の具体例
実際のルールから、どんなときに失格になるかを具体的な数字で示します。
日次ドローダウン違反(2-Step)
状況$100,000口座。ある日の0:00残高が$102,000。その日に$5,200を失った。
結果
全体ドローダウン違反(2-Step)
状況$100,000口座。累計損失が膨らみEquity(有効証拠金)が$89,900まで低下。
結果全体ドローダウンの床$90,000(初期残高-10%)を割った → 失格。2-Stepの床は固定なので、初期残高からの合計損失で判断される。
Best Day Rule超過(2026年10月11日以前の1-Step注文)
状況利益の出た日が3日、利益合計$1,000。うち1日で$600(全体の60%)を稼いだ。
結果1日の利益が全利益日合計の50%($500)を超過 → 比率オーバー。ただし即失格ではなく、取引を続けて別の日に利益を積めば解消できる(例:別日にさらに$250稼ぐと最大日の比率が$600/$1,250=48%に低下)。
ニューストレード違反(FTMO口座)
状況米CPI発表の1分前に、対象のUSDJPYで新規エントリー。
結果対象イベント前後2分間の新規建て・決済は禁止 → 取引の取消・制限、または口座解約の対象。ForexFactory等で対象イベントを事前確認すること。
全体ドローダウン違反(Instant)
状況$50,000のInstant Account。決済で残高が$53,000まで増えた後、損失が続いてEquityが$47,900まで下がった。
結果下限は$53,000−$5,000=$48,000まで上がっている → 失格。Instantの床は決済済み残高の最高値に合わせて日中でも上がり、初期残高ベースの$45,000には戻らない。
Consistency超過(Instant)
状況4日間の決済損益が+$3,000・−$500・+$1,500・+$1,000(総利益$5,000)。
結果最高利益日$3,000が総利益の60%で30%を超過 → Rewardを申請できない(失格ではない)。この日が最高のままなら、総利益を$10,000以上に積み上げる必要がある。
ドローダウン・ルール
ドローダウンとは、口座の損失がどこまで許されるかの上限のこと。FTMOには1日単位の「日次ドローダウン」と、口座全体の「全体ドローダウン」の2種類があり、どちらか一方でも超えると失格になります。
ドローダウンを「床」でイメージする
- 全体最大ドローダウンは口座を支える床。この床を割った瞬間に失格です。
- 2-Stepの床は初期残高の-10%に固定。利益が出ても床は動かないので、増えた利益はそのまま余裕(バッファ)になります。例:$100,000口座なら床は常に$90,000。
- 1-Stepの床はトレーリング式。その日の終了時(0:00 CE(S)T)の残高が過去最高を更新すると床がせり上がります(日中の一時的な高値では動かず、いったん上がった床が下がることもありません)。例:終了残高が$110,000まで伸びると床は$100,000(初期残高と同額)に上昇。含み益を失うと床に近づくため、早めの利確や建値ストップが有効です。
- 日次ドローダウンは「その日だけの床」で毎日リセットされます(CE(S)T 0:00)。2-Stepは初期残高の5%・1-Stepは3%(固定額)を0:00残高から差し引いた額が下限。朝いちばんにその日の下限額を計算しておくと踏みません。
- Instantの床は決済のたびにせり上がる。決済で残高が過去最高を更新した時点で床が上がり(含み益では動かない)、Rewardを出金しても床は下がりません。残高が初期資金の110%を超えた後にRewardを出金すると床を割る、とFTMOは明記しています。
| プラン | 日次ドローダウン | 日次の基準 | 全体ドローダウン | 全体の基準 |
|---|---|---|---|---|
| 2-Step(2段階) | -5% | 損失枠は初期残高の5%(固定額)。下限=当日0:00残高−(初期残高×5%)。Equity(含み損益込み)で判定し、毎日0:00 CE(S)Tにリセット | -10% | 初期残高固定。Equityが初期残高の90%を下回ると失格 |
| 1-Step(1段階) | -3% | 損失枠は初期残高の3%(固定額)。下限=当日0:00残高−(初期残高×3%)。毎日0:00 CE(S)Tに再計算 | -10%(トレーリング) | トレーリング方式。0:00 CE(S)T時点の残高が過去最高を更新すると下限が引き上がる(日中の高値では動かない・下がることはない)。Reward出金後の新しいFTMO口座では下限が初期残高の90%に戻る |
| Instant(評価なし) | -3% | 損失枠は初期残高の3%(固定額)。下限=当日0:00残高−(初期残高×3%)。毎日0:00 CE(S)Tに再計算 | -10%(日中トレーリング) | 決済済み残高の最高値(初期残高を下回らない)から初期残高の10%を引いた額が下限。決済で最高値を更新した時点で引き上がり、下がらない。Reward出金でもリセットされない |
| FTMO Futures Growth | 評価: なし/Sim-Funded: $1,000〜$3,000(ソフト) | 当日開始時(米東部時間18:00)の残高から上記の額を引いた水準。ソフトのため、到達すると全ポジションが決済されてその取引日は停止するが、口座は残る | $2,000〜$5,000(EODトレーリング) | 前日までの最高終値残高(初期資金を下回らない)から上記の額を引いた水準。終値で引き上がり、日中の高値では動かない。初期資金に達するとそこで固定 |
| FTMO Futures Pro | $1,000〜$2,000(ハード) | 当日開始時の残高から上記の額を引いた水準。評価で到達すると不合格、Sim-Fundedでは口座終了 | $3,000〜$6,000(EODトレーリング) | Growthと同じ計算。初期資金に達するとそこで固定 |
日次ドローダウンのリセット:CE(S)Tの深夜0時(日本時間: 夏時間 7:00/冬時間 8:00)に毎日リセット
日次ドローダウンの計算例
$100,000アカウントの場合:
- 日次最大ドローダウン(-5%):1日の損失枠は初期残高の5%=$5,000(固定)。当日0:00残高が$105,000でも下限は$100,000で、失える額は$5,250ではなく$5,000まで
- 全体最大ドローダウン(-10%):Equityが$90,000を下回ると失格。初期残高固定のため利益が出ても下限は変わらない
全体ドローダウンの計算例
1-Stepの全体DD(トレーリング)は、日の終了時(0:00 CE(S)T)残高が過去最高を更新すると下限が引き上がる方式:
- 初期残高$100,000 → 全体ドローダウン下限: $90,000(-10%)
- 残高が$105,000に到達 → 下限が$95,000に引き上げ
- 残高が$110,000に到達 → 下限が$100,000に引き上げ(初期残高と同額)
- Instantの全体DDは決済のたびに判定:$50,000口座の下限は最初$45,000。決済で残高が$50,600になると$45,600に上がり、次の決済が損失でも下がらない(FTMO公式の計算例)
FTMO Futures(先物)の固有ルール
FTMO FuturesはCFDのチャレンジとは別の規約・ルールで運用されます。サイズ別の金額はチャレンジプランガイドの表、禁止事項の全文は公式のFutures Forbidden Trading Practicesが正本です。
- 取引日の区切り:米東部時間18:00〜翌16:10。ドローダウン・一貫性ルール・出金の対象日は、この取引日の終了後に判定される
- 持ち越し不可:毎取引日16:10(ET)か市場の終了のどちらか早い時刻までに、全ポジションと待機注文を決済・取り消す
- 最大枚数:全銘柄の合計で数える。Mini・標準1枚=Micro 10枚。Sim-Fundedは2枚/4枚/6枚から始まり、初期資金を上回る終値利益が$1,000・$2,000・$3,000・$4,500の各段階に達すると、サイズ別に決められた枚数(最大5枚/10枚/15枚)まで上限が上がる(利益が減れば翌取引日に戻る)
- CME価格制限:CMEが定める1日の値幅制限まで2%以内に価格が近づいた銘柄では、新規建てが禁止
- ニュース:どのフェーズもニューストレード制限なし
- EA・自動売買:許可。ただし高頻度取引やレイテンシー裁定など、模擬環境の特性を突く手法は禁止
- ヘッジ・コピー:口座をまたぐ両建て(FTMO Group各社の口座や他人との連携を含む)と、他人の取引のコピーは禁止。自分の口座間のコピーは、各口座がルールを満たす限り可
- 非アクティブ:Sim-Funded口座は30日連続で取引がないと閉鎖
- 手数料:模擬環境でもMini 1枚片道$0.50・Micro 1枚片道$0.20の手数料に、取引所・NFAの手数料が加わる。レバレッジの概念はない
Live Funded口座(実資金)は申し込み制ではなく、Sim-Fundedで実績を積んだトレーダーにFTMOが個別に声をかける方式です。
ニューストレード制限
- 制限内容:対象ニュース発表の2分前〜2分後は、対象商品での新規トレード開始・決済が禁止。SL/TPの発動も違反
- 適用範囲:FTMO口座(Standard)とInstant Account(購入直後から)。評価段階(1-Step・2-StepのChallenge/Verification)は制限なし。Swing口座(2-Step限定)も制限なし
- 違反時:取引の取消し、制限、または口座解約
| 通貨 | 対象商品 | 対象イベント |
|---|---|---|
| USD | Forex・Gold・米国指数(US30/US100/US500/US2000)・DXY | FOMC金利・声明、非農業部門雇用者数(NFP)、失業率、GDP速報、CPI |
| EUR | Forexのみ | 主要リファイナンス金利(ECB) |
| GBP | Forexのみ | 政策金利・MPC投票、CPI |
| CAD | Forexのみ | BOC金利・声明、CPI、雇用変化・失業率 |
| AUD | Forexのみ | RBA金利・声明、雇用変化・失業率、CPI、GDP |
| NZD | Forexのみ | RBNZ金利・声明、雇用変化・失業率、CPI、GDP |
| CHF | Forexのみ | SNB政策金利 |
| 原油 | UKOIL・USOIL | 原油在庫 |
制限の対象外(免除)
- 評価段階(1-Step・2-Stepのチャレンジ)はニューストレード制限なし
- 2分以上前に建てたポジションの保有は可(新規エントリー・決済のみ禁止)
- Swing口座(2-Step限定)はニューストレード制限なし
- FTMO Futuresはどのフェーズもニューストレード制限なし(Forbidden Trading Practicesに当たらない範囲)
Consistency(旧Best Day Rule)(1-Stepのチャレンジ合格・FTMO口座のReward受取、InstantのReward受取)
最も利益が出た1日(Best Day)の利益が、総利益の一定割合を超えてはいけない。1-Stepは50%、Instantは30%
総利益は損失日を含む全取引日の決済損益の累計。Best Dayは決済済み取引の利益で判定し、日の区切りはCE(S)T 0:00。Account MetriXで確認可能
💡 超過しても失格にはならず、取引を続けて比率を下げれば解消できる。1-Stepは2026年10月12日以降の注文(同日以降に統合したFTMO口座を含む)が対象で、それ以前の注文には旧Best Day Rule(利益が出た日の合計に対して50%)が適用され続ける。InstantはReward出金後に総利益をゼロから数え直す。
禁止手法・許可されている手法
🚫 禁止手法(即解約リスク)
- マーチンゲール:損失後にポジションサイズを倍増させる手法。FTMOは戦略名を名指しで一律禁止しているわけではないが、非現実的・操作的・持続不可能なリスク行動と判定されると口座解約の対象になりうる
- コピートレード:自分以外のアカウント(FTMOまたは他社)との取引複製は禁止
- 裁定取引(アービトラージ):価格表示エラーやレイテンシーを利用した取引
- HFT(超高速取引):1日2,000件超のサーバーリクエストを生成する自動取引
- ギャップトレード:重要ニュース前やマーケットクローズ前2時間以内のギャップ狙い取引
- アカウント共有:第三者によるアカウント使用、プロとしての代行取引
- リスク分散操作:利益を複数日に分散しながらリスクを比例させない手法
✅ 許可されている手法
- EA(自動売買)(許可):1日2,000件以下のサーバーリクエストであれば許可
- スキャルピング(許可):制限なし
- スイングトレード(許可):2-StepのSwing口座では週末持ち越し可
- デイトレード(許可):制限なし
- ヘッジ取引(条件付き):同一口座内の両建ては可。複数口座間のヘッジは禁止
複数口座の保有・運用
- 保有:可能
- 合計上限:全口座・全商品の合計で$400,000(スケーリング前、トレーダーまたは戦略ごと。Premium Programmeで引き上げ)
- 認められる運用:Instant Accountは同時に1口座まで。FTMO FuturesのSim-Funded口座はGrowthとProの合計で3口座まで(評価口座の数は無制限)
複数口座で禁止される行為
- 別の登録を使って配分上限を回避すること
- 同一または酷似した取引(シグナルやコピートレードを含む)を複数口座で行い、合計が上限を超えること(口座停止の対象)
最低取引日数・週末持ち越し
| プラン | 最低取引日数 | 補足 |
|---|---|---|
| 2-Step(2段階) | 4日(各Phase) | 1日1回以上の取引が必要。連続でなくてもOK |
| 1-Step(1段階) | なし | Consistency(旧Best Day Rule)により実質的に2日以上の取引が必要 |
| Instant(評価なし) | なし | 評価フェーズがない。初回Reward申請は最初の取引から14日後以降 |
| FTMO Futures(Growth・Pro) | なし | 一貫性ルール(評価のみ・Growth 40%/Pro 50%)により、合格には最短でGrowth 3取引日・Pro 2取引日が必要 |
- 2-Step の週末持ち越し:評価段階(Challenge/Verification)は持ち越し可。FTMO口座Standardは不可(Swing口座=2-Step限定は持ち越し可・ニュース制限なし)
- 1-Step の週末持ち越し:チャレンジ中: 可能 / FTMO口座: 不可
- Instant の週末持ち越し:不可(2時間を超える市場休止をまたぐ保有は購入直後から禁止。Swingは選べない)
- FTMO Futures の持ち越し:不可。全ポジションと指値・逆指値などの待機注文を、毎取引日の終了(米東部時間16:10、日本時間で夏時間5:10・冬時間6:10)までに決済・取り消す。残っていれば自動で決済される
まとめ:FTMOで失格を避けるための5つのポイント
- ドローダウン計算方式の違いを理解する:全体DDは2-Stepが初期残高固定(-10%)、1-Stepが日終了時のトレーリング、Instantが決済ごとの日中トレーリング。日次ドローダウンは2-Step(-5%)、1-StepとInstant(-3%)。
- ニューストレード制限を確認する:FTMO口座Standardでは対象イベントの前後2分間の取引が禁止(評価段階は制限なし、Swing口座は免除)。通貨ペア×イベントの組み合わせをForexFactoryで事前チェック。
- Consistency(1-Step・Instant)に注意:最高利益日が総利益の50%(Instantは30%)を超えるとReward申請や合格ができない。複数日に分散して利益を積むのがコツ。
- 禁止手法リストを把握する:コピートレードや過度なサーバー負荷は禁止。マーチンゲール的な高リスク手法も、非現実的・操作的と判定されると口座解約の対象。
- Swing口座は2-Step限定:週末持ち越しやニュース制限免除が必要なら2-Stepを選択(1-StepとInstantはStandardのみ)。
FTMOのルールのよくある質問
QFTMOで失格になる条件は?›
日次最大ドローダウンの超過、全体最大ドローダウンの超過、FTMO口座でのニューストレード制限違反、禁止・制限された取引手法(コピートレード等。マーチンゲール的な高リスク手法も行動次第で対象)の使用が主な失格条件です。
QFTMOでEA(自動売買)は使えますか?›
使えます。1日2,000件以下のサーバーリクエストであればEAは許可されています。スキャルピングやデイトレードも制限なく可能です。
QFTMOでニューストレードはできますか?›
評価段階(1-Step・2-Stepのチャレンジ)は制限なしです。FTMO口座Standardでは対象の経済指標発表の前後2分間、対象通貨・商品での新規建て・決済が禁止されます(Swing口座=2-Step限定は免除)。Instant Accountは購入直後から制限の対象です。
QFTMOのBest Day Rule・Consistencyとは?›
最も利益が出た1日の利益が総利益に占める割合の上限です。1-Stepは50%で、チャレンジ合格とFTMO口座のReward受取に、Instantは30%でReward受取に適用されます。1-Stepは2026年10月12日以降の注文から、損失日も含めた総利益で判定するConsistencyに置き換わり、それ以前の注文には利益が出た日の合計で判定する旧Best Day Ruleが残ります。超過しても失格にはならず、取引を続けて比率を下げれば解消できます。
QFTMOで週末にポジションを持ち越せますか?›
評価段階(Challenge/Verification)は1-Step・2-Stepとも週末持ち越し可。FTMO口座Standardになると不可で、Swing口座(2-Step限定)なら持ち越しとニュース制限免除が可能です。Instant AccountはStandardのみで、購入直後から持ち越しできません。
QFTMO Futuresのルールで失格になるのはどんなときですか?›
最大ドローダウン(日終了時のトレーリング。Growth $2,000〜$5,000、Pro $3,000〜$6,000)に達したとき、Proで日次損失(ハード、$1,000〜$2,000)に達したとき、Forbidden Trading Practicesに違反したときです。GrowthのSim-Fundedの日次損失はソフトで、到達してもその取引日が止まるだけです。一貫性ルールは評価の合格条件で、超えても失格にはなりません。
各プランの料金・利益目標は「FTMOのチャレンジプランガイド」で、最新の割引は「FTMOのクーポン・割引情報」で詳しく解説しています。
確認に使った公式情報
FTMOのチャレンジは公式サイトから申し込めます。クーポンの適用もお忘れなく。