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FTMO 詳細ガイド · ルール・禁止事項

FTMOのルール・禁止事項ガイド

FTMOで失格(ブリーチ)する最大の原因はルール違反です。ドローダウン制限、ニューストレード制限(通貨ペア×イベント別)、Best Day Rule(1-Stepのみ)など、知らずに違反してしまうケースも少なくありません。この記事では、2-Stepと1-Stepの違いを含め、全ルールを解説します。

最終更新 ・公式データ検証

失格(ブリーチ)になる条件

以下のいずれかに該当すると、口座が解約となります。

  • 日次最大ドローダウンの超過
  • 全体最大ドローダウンの超過
  • ニューストレード制限違反(FTMO口座)
  • 禁止・制限された取引手法の使用(コピートレード等)
  • アカウントの第三者使用
  • 2,000件/日を超えるサーバーリクエスト(自動売買)

失格の具体例

実際のルールから、どんなときに失格になるかを具体的な数字で示します。

日次ドローダウン違反(2-Step)

状況$100,000口座。ある日の0:00残高が$102,000。その日に$5,200を失った。

結果

全体ドローダウン違反(2-Step)

状況$100,000口座。累計損失が膨らみEquity(有効証拠金)が$89,900まで低下。

結果全体ドローダウンの床$90,000(初期残高-10%)を割った → 失格。2-Stepの床は固定なので、初期残高からの合計損失で判断される。

Best Day Rule違反(1-Stepのみ)

状況利益の出た日が3日、利益合計$1,000。うち1日で$600(全体の60%)を稼いだ。

結果1日の利益が全利益日合計の50%($500)を超過 → 比率オーバー。ただし即失格ではなく、取引を続けて別の日に利益を積めば解消できる(例:別日にさらに$250稼ぐと最大日の比率が$600/$1,250=48%に低下)。

ニューストレード違反(FTMO口座)

状況米CPI発表の1分前に、対象のUSDJPYで新規エントリー。

結果対象イベント前後2分間の新規建て・決済は禁止 → 取引の取消・制限、または口座解約の対象。ForexFactory等で対象イベントを事前確認すること。

ドローダウン・ルール

ドローダウンとは、口座の損失がどこまで許されるかの上限のこと。FTMOには1日単位の「日次ドローダウン」と、口座全体の「全体ドローダウン」の2種類があり、どちらか一方でも超えると失格になります。

ドローダウンを「床」でイメージする

  • 全体最大ドローダウンは口座を支える。この床を割った瞬間に失格です。
  • 2-Stepの床は初期残高の-10%に固定。利益が出ても床は動かないので、増えた利益はそのまま余裕(バッファ)になります。例:$100,000口座なら床は常に$90,000。
  • 1-Stepの床はトレーリング式。その日の終了時(0:00 CE(S)T)の残高が過去最高を更新すると床がせり上がります(日中の一時的な高値では動かず、いったん上がった床が下がることもありません)。例:終了残高が$110,000まで伸びると床は$100,000(初期残高と同額)に上昇。含み益を失うと床に近づくため、早めの利確や建値ストップが有効です。
  • 日次ドローダウンは「その日だけの床」で毎日リセットされます(CE(S)T 0:00)。2-Stepは初期残高の5%・1-Stepは3%(固定額)を0:00残高から差し引いた額が下限。朝いちばんにその日の下限額を計算しておくと踏みません。
プラン日次ドローダウン日次の基準全体ドローダウン全体の基準
2-Step(2段階)-5%損失枠は初期残高の5%(固定額)。下限=当日0:00残高−(初期残高×5%)。Equity(含み損益込み)で判定し、毎日0:00 CE(S)Tにリセット-10%初期残高固定。Equityが初期残高の90%を下回ると失格
1-Step(1段階)-3%損失枠は初期残高の3%(固定額)。下限=当日0:00残高−(初期残高×3%)。毎日0:00 CE(S)Tに再計算-10%(トレーリング)トレーリング方式。0:00 CE(S)T時点の残高が過去最高を更新すると下限が引き上がる(日中の高値では動かない・下がることはない)

日次ドローダウンのリセット:CE(S)Tの深夜0時(日本時間: 夏時間 7:00/冬時間 8:00)に毎日リセット

日次ドローダウンの計算例

$100,000アカウントの場合:

  • 日次最大ドローダウン(-5%):1日の損失枠は初期残高の5%=$5,000(固定)。当日0:00残高が$105,000でも下限は$100,000で、失える額は$5,250ではなく$5,000まで
  • 全体最大ドローダウン(-10%):Equityが$90,000を下回ると失格。初期残高固定のため利益が出ても下限は変わらない

全体ドローダウンの計算例

1-Stepの全体DD(トレーリング)は、日の終了時(0:00 CE(S)T)残高が過去最高を更新すると下限が引き上がる方式:

  • 初期残高$100,000 → 全体ドローダウン下限: $90,000(-10%)
  • 残高が$105,000に到達 → 下限が$95,000に引き上げ
  • 残高が$110,000に到達 → 下限が$100,000に引き上げ(初期残高と同額)

ニューストレード制限

  • 制限内容:対象ニュース発表の2分前〜2分後は、対象商品での新規トレード開始・決済が禁止。SL/TPの発動も違反
  • 適用範囲:FTMO口座(Standard)のみ。評価段階(1-Step・2-StepのChallenge/Verification)は制限なし。Swing口座(2-Step限定)も制限なし
  • 違反時:取引の取消し、制限、または口座解約
通貨対象商品対象イベント
USDForex・Gold・米国指数(US30/US100/US500/US2000)・DXYFOMC金利・声明、非農業部門雇用者数(NFP)、失業率、GDP速報、CPI
EURForexのみ主要リファイナンス金利(ECB)
GBPForexのみ政策金利・MPC投票、CPI
CADForexのみBOC金利・声明、CPI、雇用変化・失業率
AUDForexのみRBA金利・声明、雇用変化・失業率、CPI、GDP
NZDForexのみRBNZ金利・声明、雇用変化・失業率、CPI、GDP
CHFForexのみSNB政策金利
原油UKOIL・USOIL原油在庫

制限の対象外(免除)

  • 評価段階(1-Step・2-Stepのチャレンジ)はニューストレード制限なし
  • 2分以上前に建てたポジションの保有は可(新規エントリー・決済のみ禁止)
  • Swing口座(2-Step限定)はニューストレード制限なし

Best Day Rule(1-Stepのチャレンジ合格条件、および1-Step FTMO口座での報酬(Reward)受取条件の両方)

最も利益が出た1日の利益が、全利益日の合計利益の50%を超えてはいけない

利益のある取引日のみカウント。CE(S)T 0:00にリセット。Account MetriXで確認可能

💡 一時的な超過は即失格ではなく、取引を続けて比率を50%以下に戻せばOK 資金提供後(FTMO口座)も報酬を受け取るには同じ50%条件を満たす必要がある。

禁止手法・許可されている手法

🚫 禁止手法(即解約リスク)

  • マーチンゲール:損失後にポジションサイズを倍増させる手法。FTMOは戦略名を名指しで一律禁止しているわけではないが、非現実的・操作的・持続不可能なリスク行動と判定されると口座解約の対象になりうる
  • コピートレード:自分以外のアカウント(FTMOまたは他社)との取引複製は禁止
  • 裁定取引(アービトラージ):価格表示エラーやレイテンシーを利用した取引
  • HFT(超高速取引):1日2,000件超のサーバーリクエストを生成する自動取引
  • ギャップトレード:重要ニュース前やマーケットクローズ前2時間以内のギャップ狙い取引
  • アカウント共有:第三者によるアカウント使用、プロとしての代行取引
  • リスク分散操作:利益を複数日に分散しながらリスクを比例させない手法

✅ 許可されている手法

  • EA(自動売買)(許可):1日2,000件以下のサーバーリクエストであれば許可
  • スキャルピング(許可):制限なし
  • スイングトレード(許可):2-StepのSwing口座では週末持ち越し可
  • デイトレード(許可):制限なし
  • ヘッジ取引(条件付き):同一口座内の両建ては可。複数口座間のヘッジは禁止

最低取引日数・週末持ち越し

プラン最低取引日数補足
2-Step(2段階)4日(各Phase)1日1回以上の取引が必要。連続でなくてもOK
1-Step(1段階)なしBest Day Ruleにより実質的に複数日の取引が必要
  • 2-Step の週末持ち越し:評価段階(Challenge/Verification)は持ち越し可。FTMO口座Standardは不可(Swing口座=2-Step限定は持ち越し可・ニュース制限なし)
  • 1-Step の週末持ち越し:チャレンジ中: 可能 / FTMO口座: 不可

まとめ:FTMOで失格を避けるための5つのポイント

  1. ドローダウン計算方式の違いを理解する:2-Stepは初期残高固定(-10%)、1-Stepはトレーリング方式。日次ドローダウンも2-Step(-5%) vs 1-Step(-3%)で異なる。
  2. ニューストレード制限を確認する:FTMO口座Standardでは対象イベントの前後2分間の取引が禁止(評価段階は制限なし、Swing口座は免除)。通貨ペア×イベントの組み合わせをForexFactoryで事前チェック。
  3. Best Day Rule(1-Step)に注意:1日で大きく稼ぎすぎると比率超過。複数日に分散して利益を積むのがコツ。
  4. 禁止手法リストを把握する:コピートレードや過度なサーバー負荷は禁止。マーチンゲール的な高リスク手法も、非現実的・操作的と判定されると口座解約の対象。
  5. Swing口座は2-Step限定:週末持ち越しやニュース制限免除が必要なら2-Stepを選択。

FTMOのルールのよくある質問

QFTMOで失格になる条件は?
A

日次最大ドローダウンの超過、全体最大ドローダウンの超過、FTMO口座でのニューストレード制限違反、禁止・制限された取引手法(コピートレード等。マーチンゲール的な高リスク手法も行動次第で対象)の使用が主な失格条件です。

QFTMOでEA(自動売買)は使えますか?
A

使えます。1日2,000件以下のサーバーリクエストであればEAは許可されています。スキャルピングやデイトレードも制限なく可能です。

QFTMOでニューストレードはできますか?
A

評価段階(1-Step・2-Stepのチャレンジ)は制限なしです。FTMO口座Standardでは対象の経済指標発表の前後2分間、対象通貨・商品での新規建て・決済が禁止されます(Swing口座=2-Step限定は免除)。

QFTMOのBest Day Ruleとは?
A

1-Step Challengeの合格条件、および1-Step FTMO AccountのReward受取条件に適用され、最も利益が出た1日の利益が全利益日の合計利益の50%を超えてはいけないルールです。超過しても取引を続けて比率を50%以下に戻せば解消できます。

QFTMOで週末にポジションを持ち越せますか?
A

評価段階(Challenge/Verification)は1-Step・2-Stepとも週末持ち越し可。FTMO口座Standardになると不可で、Swing口座(2-Step限定)なら持ち越しとニュース制限免除が可能です。

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