ThinkCapitalで失格(ブリーチ)する最大の原因はルール違反です。ドローダウン制限の超過だけでなく、ニューストレード制限違反やギャンブル的取引の検出など、知らずに違反してしまうケースも少なくありません。この記事では、失格を防ぐために知っておくべき全ルールを解説します。
以下のいずれかに該当すると、口座が解約となります。
ThinkCapitalでは特定のプランでニューストレードに制限があります。
以下の行為はギャンブル的取引と判定され、警告や制限の対象となります。
最低利益日数
- 概要:資金提供口座で出金するには、最低利益日数(Minimum Profitable Trading Days)を満たす必要がある
- 条件:1日あたり0.5%以上の実現利益を出した日を3日以上
- 追加条件:各日のトレード終了後の口座残高が初期残高を上回っていること
- 適用範囲:全プログラムの資金提供口座(評価フェーズは適用外)
- 施行日:2025年8月11日施行
ThinkCapital(シンクキャピタル)失格(ブリーチ)条件
- 日次損失率(Daily DD)の超過
- 全体損失率(Max DD)の超過
- ニューストレード制限時間中の取引(資金提供口座・ライトニング除く)
- コピートレードの検出
- 禁止取引手法の使用
- 30日以上の口座非稼働
- 利用規約違反
- チャージバック
ThinkCapital(シンクキャピタル)ドローダウンルール詳細
| プラン | 日次DD | 日次DD基準 | 最大DD | 最大DD基準 |
|---|---|---|---|---|
| ライトニング(Lightning) | -3% | 当日開始残高ベース(EST午後5時リセット) | -6% | トレーリング方式(6%以上の利益が出た場合、初期残高を下回れない) |
| デュアルステップ Intraday | -4% | 有効証拠金ベース | チャレンジ: -7% / 資金提供口座: -8% | 初期残高に固定 |
| デュアルステップ Swing | -4% | 残高ベース | チャレンジ: -7% / 資金提供口座: -8% | 初期残高に固定 |
| ネクサス(Nexus) | -4% | 当日開始残高ベース(EST午後5時リセット) | -8% | 初期残高に固定 |
日次DDの計算方法
米国東部時間(EST)午後5時(日本時間: 夏時間午前6時 / 冬時間午前7時)
lightning
ライトニングは当日開始残高ベースで日次DDが計算されます。初期残高100万円の口座の場合:
- 開始時:日次DD -3% = 3万円。下限ラインは97万円
- 利益後(残高103万円):翌日の下限ライン = 103万円 – 3万円 = 100万円
- 損失後(残高97万円):翌日の下限ライン = 97万円 – 3万円 = 94万円
有効証拠金または口座残高のいずれかが下限ラインを下回ると、日次DD違反で失格となります。
lightningTrailing
- 初期残高100万円 → 全体DD下限: 94万円(-6%)
- 残高が106万円に達した場合 → 下限が100万円(初期残高)に引き上げ
- それ以降は初期残高(100万円)が下限として固定
デュアルステップとネクサスの全体DDは初期残高に固定されます。トレーリングではないため、利益が出ても全体DDの下限は変わりません。
Intradayの特徴:日次DDが有効証拠金ベースで計算されるため、含み益/含み損がリアルタイムで影響します。
Swingの特徴:日次DDが残高ベースのため、含み損益は確定するまで日次DDに影響しません。
ThinkCapital(シンクキャピタル)禁止されている取引手法
- コピートレード:他者の取引を自動・手動で複製する行為。即時口座解約。
- グリッド(逆)取引:同一銘柄に対して逆方向の買い/売り注文を複数配置する戦略。
- 複数アカウント間のヘッジ:市場リスクを負わずに価格変動を悪用するヘッジ行為。
- ユーザー間の共謀:複数アカウントで取引を協調させ市場を操作する行為。
- アカウント共有・運用代行・販売:口座の第三者への提供。即時口座解約。
- レイテンシー・アービトラージ:取引会場間の情報伝達の時間差を悪用する戦略。
- HFT(高頻度取引):HFTアルゴリズムやボットの使用。
- 遅延データフィードの悪用:遅延情報を利用した不当な優位性の獲得。
- マーチンゲール取引:損失後にポジションサイズを拡大する戦略。
- チャレンジ代行サービス:challenge passing servicesの利用。永久利用停止。
- 注文レイヤリング:ポジションを複数の小さな取引に分割し同時執行する戦略。利益減額の対象。
ThinkCapital(シンクキャピタル)禁止されているギャンブル行為
- パンティング:明確な戦略なく少数の大きな高リスク取引を行う行為。
- 過度なレバレッジ使用:証拠金の大部分を使用。マージン使用率60〜70%超で無謀と判断。
- 過度なエクスポージャー:相関性の高い複数資産への大きなポジション保有。
- オールイン戦略:SLなしで口座残高の大部分を1取引に投入。
- ナンピン/マーチンゲール:損失後にポジションサイズを拡大する行為。
- 過度な高頻度スキャルピング:100回中50回以上が60秒未満で決済される場合、過度と判断。
- コイントス型取引:利益と損失を交互に繰り返す持続不可能なパターン。
- 口座の使い回し:複数口座を購入し高リスク戦略を試す行為。
- 1取引あたり2.5%超のリスク:口座残高の2.5%を恒常的に超えるリスクは高リスク取引と判断。
ThinkCapital(シンクキャピタル)許可されている取引手法
| 手法 | 可否 | 備考 |
|---|---|---|
| EA(自動売買) | 条件付き可能 | ThinkTrader対応のサードパーティ製ツール。事前に[email protected]へ連絡が必要。 |
| ニューストレード | プラン別 | ライトニング: 可能。デュアルステップSwing: 可能。その他: アドオン購入で可能。 |
| 週末持ち越し | プラン別 | Intraday以外は可能。Intradayは金曜クローズ前に全決済必須。 |
| ストップロス | 推奨(必須ではない) | ただし不適切なSL設定は無謀な取引と判断される場合あり。 |
違反行為とペナルティ
- 全体損失率(Max DD)違反 → 口座解約
- 日次損失率(Daily DD)違反 → 口座解約
- ニューストレード違反 → 口座解約・利益没収
- コピートレード → 口座解約
- リバーストレード → 口座解約
- レイテンシーアービトラージ → 口座解約
- 30日以上非稼働 → 口座解約
- 不正/禁止取引行為 → 口座解約
- 利用規約違反 → 口座解約
- チャージバック → 口座解約・残高全額没収
警告システム
- 第一警告:正式な警告が発行され、取引戦略の見直しを案内
- 継続違反:口座への制限、進行状況のリセット、一時的なアクセス制限
- 重大違反:口座の一時停止または解約、永久利用停止
急激かつ不自然な戦略変更が確認された場合、警告なしで即時措置を取る場合あり
追加ルール
- ニューストレード
制限:インパクトの大きいニュースイベント前後2分(合計4分間)は全取引禁止
違反時:資金提供契約の即時終了、口座解約、利益没収
情報源:ForexFactoryカレンダーのレッドフォルダー(時間表記あり)
施行日:2025年7月1日施行
例外:ライトニング・プログラム、ニューストレードアドオン購入者
まとめ:ThinkCapitalで失格を避けるための5つのポイント
- DD計算をプラン別に理解する:ライトニングはトレーリング方式、デュアルステップ・ネクサスは固定方式。Intradayは有効証拠金ベース。
- ニューストレード制限を確認する:ライトニング以外はニュース前後2分(計4分)の取引禁止。アドオン購入で解除可能。
- 最低利益日数を達成する:資金提供口座では0.5%以上の実現利益日が3日以上必要(出金条件)。
- 禁止手法リストを把握する:コピートレード・マーチンゲール・HFTは即口座解約。EA使用は事前連絡が必要。
- ギャンブル的取引を避ける:1取引あたり2.5%超のリスク、マージン使用率60〜70%超は無謀な取引と判断される。
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台湾出身、1999年に来日。大学卒業後、製薬会社勤務を経て2010年に金融業界へ転身。日本の証券会社で為替業務に従事し、「証券外務員第一種」資格を取得。
2013年より副業で海外FX取引を開始。これまでに23社のブローカーを利用し、その中には3度の詐欺被害経験も。
現在は専業投資家として、FX、S&P500、日本高配当株、不動産など幅広く投資。
